この度ローロンは、軽量型協働ロボット市場を対象としたSeventh Axis製品レンジの改良と拡大を図り、さらに大型ロボット向け製品の強化にも力を入れる予定だ。新製品の追加により入手可能なモデルを11種類に増やし、主要ロボット製造メーカーのニーズに応える。
軽量型の協働ロボット業界のために開発した新製品(5つの新モデル:単軸3、複軸2)に導入されるのはバックラッシュゼロのプーリーを付けたベルト駆動で、静音走行、折り紙付きの動作性能、メンテナンス・潤滑の頻度削減といったメリットを備えている。さらに新製品が提供するのは、モーターをマシンに設置することで動作を簡素化し、効率をよりいっそう高めるオプションだ。軸に沿って移動する総重量を軽くし、ケーブルの動作を制御する必要をなくすことができる。
ベルト駆動の新モデルのコード:
SEV 120-1S, SEV 160-1S, SEV 220-1S (単軸)
SEV 80-2, SEV 110-2 (複軸)
大型ロボット向け製品レンジの最適化は、ラックピニオン駆動の新製品2つによる。こちらはローロンが提供するプロファイルの迅速かつ便利なジョイントにより超ロングストロークを実現することが可能だ。
ラックピニオン駆動の新モデルのコード:
SEV170P-2, SEV280P-2 (PLUS)
従来よりローロンの製品はハイレベルなカスタマイズ性を特徴としているが、今回もエンドストッパー、ロボット接続プレート、減速機、軸の保護システム、エネルギーチェーン、レベリングフィートといったカスタマイズ対応ソリューションを充実させている。この度の製品レンジの拡大にあたって、設置予定のロボットにぴったりな軸を見つけるのが、これまで以上に楽になることだろう。